企業様などの総務・財務・経理ご担当者様へ ②

~管理不動産に係る鑑定評価~管理不動産情報の見える化~

今年も11月に入り、本格的に学園祭のシーズンに入りました。今年はコロナ・インフルエンザとの共存といったステージとなり、学生様などの表情もマスクがないせいか明るく感じられるような気がする今日この頃です。

さて、前回に続き、企業様などの総務・財務・経理ご担当者様へ、今回は鑑定評価を行うことによって、時価の把握のみならず、物件情報の「見える化」をサポートさせていただきご担当者様から感謝をいただいた事例がございましたので、ご案内させていただきます。

ご存じの方も多いかとは思いますが、鑑定評価書には、土地や建物等の価格形成要因、つまり各不動産に係る様々な情報を把握する必要がございますが、特に、建物については、古い建物なので資料がどこにあるかわからない、多分あそこに資料が眠っていると思うけど手を付けたことがない、といったお声も多くあります。

市役所などで、新築した際の情報、例えば、建築計画概要書や台帳記載証明などにより、建築確認や検査済証の年月日・番号などを確認することにより適法に建築されたことを確認することもできますが、古い建物の場合は確認できない場合も多くあります。また、新築時の情報はあるのだけど、実は増改築していたとか、建替えていたとか…。

こういったケースでは特に、鑑定評価を依頼することにより、最低限必要な資料を整理することで、情報の在り処の確認や不動産情報の整理を行うことができ、例えば、物件を売却することとなった場合においても、買主へスムーズに引き継ぐことができる場合も多くあります。

先日の評価では、建物の竣工図書のうち概要・特記仕様書・外部仕様書・内部仕様書・容積算入計算表・平面図・間取図・立面図・断面図等、また構造計算書、建築確認済証・検査済証のご提示をお願いし、各物件の資料の電子データ化や書類の保存場所をも含めて、様々な情報について整理いただくことで初めて情報を一覧化できたということで大変感謝頂きました。

こういった情報の整理を管理不動産全体にわたって行うことにより、企業様等におけるCRE戦略の一助になれるかと存じます。

 

当事務所でも、鑑定評価等を通じて、結果としてこういったサポートをさせていただいておりますので、一度ご相談させていただければと存じます。

どうぞご検討の程よろしくお願い申し上げます。