「省エネ」から考えるこれからの住まいの価値

8月に入り、毎日とんでもない暑さが続いていますね。少し外に出るだけで、まるでサウナに入っているかのようです……。

さて、私ごとですが、実は最近我が家のエアコンを新しく買い替えました! エアコンの環境適用基準(省エネ基準)が新しく変わるというニュースを耳にして、重い腰を上げました。

エアコンの新たな省エネ基準は2027年4月から開始され、メーカーが作るエアコンの『省エネ基準』がこれまでよりグッと厳しくなるそうです。省エネ性能の向上により、家庭の光熱費の削減や脱炭素への貢献が期待されています。もちろん、今使用しているエアコンは2027年4月以降も使用できますし、修理することも可能です。また、新基準を満たさない低価格帯のエアコンが完全に販売停止になるわけではないそうです。しかし、省エネ性能の向上に伴い、エアコンの販売価格が上がる可能性があるそうです。

我が家のエアコンのうち1台は、購入して17年近く経っていたのですが、特に問題なく使うことができていました。しかし、近年のこの酷暑。朝までエアコンをつけっぱなしにしている日が増え、「この酷暑でエアコンが壊れてしまったらどうしよう。」という不安がありました。また、エアコンの使用時間が増えれば、当然、電気代も増えますので、夏の電気代は我が家の大問題でした。省エネ性能が良くなれば電気代を抑えることができますし、来年以降、エアコンの値段があがる可能性を考えて、思い切ってエアコンの買い替えをすることに決めたのです。

新しいエアコンで迎えたこの夏、とても快適に過ごせています!効きが良いのはもちろんですが、温度と湿度のバランスを調整してくれるため、部屋が暑すぎたり、寒すぎたりせず、とても快適です。そして、楽しみなのは電気代です。どれくらい電気代が節約できているのか、ほんのちょっと楽しみです(笑)

家電だけじゃない!「お家」の環境基準も変わっています

実は、エアコンの省エネ基準が厳しくなるのと同じように、いま「お家そのもの」の環境・省エネ基準も変わっているのをご存知でしょうか?

最近、不動産のチラシなどで「ZEH(ゼッチ・ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」や「省エネ性能表示」といった言葉をよく見るようになりました。

「ZEH」とは、高い断熱性能と省エネ設備、太陽光発電などを組み合わせ、年間のエネルギー消費量を実質ゼロ以下にすることを目指した住宅のことです。また「省エネ性能表示」は、2024年4月からスタートした制度で、省エネ・断熱のレベルや年間の光熱費の目安など、省エネ性能が一目でわかるラベルのことです。家電量販店でエアコンを買うとき、★の数や『省エネ◯%』というシールを見ますよね?あのお家版が始まっているんです。
 この建物の省エネ基準は2030年までに大きく引き上げられ、より高性能な建物が求められるようになります。今後、新築や増改築する時は、断熱性や設備の効率を一定以上確保するなど、省エネ基準に適合することが必須になってきます。これからは、「省エネ性能を見てエアコンを選ぶ」ように、「省エネ性能を見て家を選ぶ時代」へと変わり始めているのですね!

今後は、省エネ性能の高い不動産とそうでない不動産では、不動産の価値のあり方が変わっていくと考えられているようです。

省エネ性能が高ければ、その設備の調達価格は高くなるでしょうし、耐用年数の考え方にも影響するでしょう。また、省エネ性能が高いことで、住宅購入時の融資額にも影響する可能性もあるでしょう。
 収益的な観点であれば省エネ性能が高い収益物件の賃料はそうでない物件よりも高い可能性がある一方、水道光熱費は低くなる可能性もあるでしょうし、それらを考慮したキャップレートへの影響を検討する必要があるでしょう。

今後これらの実績やデータの蓄積と共に、価値の考え方も変わっていくんでしょうね。

参考・出典元リスト

  • 経済産業省 資源エネルギー庁

27年4月からエアコンの新たな省エネ基準がスタート!エアコンについて知っておくべきポイントは?|エネこれ|資源エネルギー庁

  • 国土交通省

省エネ基準引き上げへ。脱炭素化も。| 国土交通省