ペットのはなし
我が家は茶トラ猫2匹と一緒に暮らしています。2匹が我が家に来たのは3年前。以前から、動物好きの娘が猫を飼いたがっていたのですが、コロナ禍で在宅時間が増えて子猫のお世話ができそうだということで、思いきって保護猫の里親に応募して子猫2匹をお迎えしました。
ここでは、猫たちとの暮らしで感じたことや日々のお世話について書いてみたいと思います。
猫を飼ってよかったことはなんといっても癒やしです。リビングで座っていると甘えて膝に乗ってきます。撫でるともふもふですべすべで、気持ちよさそうに目を瞑ってゴロゴロ喉を鳴らしている姿をみていると、こちらの気持ちも落ち着いて癒やされます。愛嬌があってとてもかわいいです。また、共通の話題が増えたことで家族の会話が増えたような気もします。
今までペットを飼っていなかったのでお世話が大変かなと不安だったのですが、猫はあまり手がかかりません。普段のお世話はご飯とお水をあげて、猫トイレの掃除をするだけです。家の中だけで飼っている場合、猫はあまり汗をかかず、自分で毛づくろいしているのでシャンプーもほとんど必要ないそうです。外に出ないので散歩の必要もありません。
いいことばかりではなく困っていることもあります。やはり家が汚れたり傷んだりします。猫は犬と違ってしつけが難しいといわれているので、爪とぎ、吐きもどし、トイレのにおい、いたずらなど・・・。
爪とぎ…猫は家の中のいろいろな場所で爪をとぎます。対処法はまず頻繁に爪を切ること。いつも自分でといでかなり鋭い爪になっているので、爪を切ってしまうのがいちばんなのですが、なかなか切らせてくれません。そこであらかじめ爪をとぎそうな場所に爪とぎボードを置いています。うちの猫たちはご飯の前の興奮したときによくラグマットで爪をとぐので、ご飯のお皿の手前に爪とぎボードを置いています。すると、ちゃんとボードに乗ってといでくれたりします。また家具に貼る保護シートなども売っているので試してみたいと思っています。
吐きもどし…うちの猫たちは食べたご飯をすぐに戻してしまうことがよくあります。食事の回数を増やして一回の食事量を少なくしているのですがそれでもよく吐きます。汚れてしまったときは、汚物を取り除いた後にセスキ水スプレーで拭き、ラグマットや畳は何度もよくたたいて汚れを落としています。汚れといってもほとんどがキャットフードなので台所用洗剤を使ってもいいそうです。本当に困っています。
トイレのにおい…ペットを飼うからには仕方ないことなのかもしれませんがやはり気になります。猫砂を多めに入れたり、定期的に猫砂を全部取り替えてクエン酸スプレーで猫トイレをきれいに拭いておくと、かなりにおいは抑えられます。家の中にいるとなれてしまってにおいも気にならなくなりますが、外から帰ってきたときや湿度が高いとき、来客のときには気になります。最近は換気扇付きの猫トイレ置場を設置した家もあるそうなので憧れています。
猫は狭いところにも入れます。ジャンプ力があるのでどこへでも行けます。棚に登ったり、キッチンに入ってごみ箱をあさったりするときには、その都度やめさせているのですが、一番困るのは充電器のコードをかみ切られることです。侵入防止ネットを置いたり、見えないように隠したりしていますが、油断するとやられてしまいます。すでに何本もかみ切られました。先日は玄関の棚に飾っていた花を何度も食べようとして大変でした。いろいろと対策しているのですが手強いです。
猫たちとの暮らしの素晴らしさをお伝えしたかったのですが、困っていることの方が多くなってしまいました。大変なこともありますが猫のいる生活は楽しいです。いたずらして叱ると少しは理解できるようで、目をそらしたりしょんぼりしたりするので、その姿がかわいらしくて結局許してしまっています。猫を飼って家の価値が下がったのか気になるところですが、我が家の場合、築20年以上たっているので、それほどマイナスにはならないと思います。それよりも日々穏やかに楽しく過ごさせてくれることのプラスの方が大きいと感じています。